イエスの見方 

福音朗読は Laudate | 教会カレンダー (マタイ13章24-30節) 今日の福音書には、収穫の場面が描かれており、畑によい麦と毒麦が登場しています。ここで、私たち人間の世界に目をむけてみましょう。仕事を効率良くこなす人とそうでない人や、健康な人と病人…

人生の土壌に蒔く

福音箇所は Laudate | 教会カレンダー マタイ13章1-9節) 価値のある人生や実り豊かな人生とは、成功や名誉などを手に入れることではありません。価値のある人生とは、自分の道を歩みながら成長し続けることです。人生は土壌のようなもので、様々な出来…

「人生に気をつけて」

福音朗読は Laudate | 教会カレンダー (マタイ11章25~30節) 「体に気をつけて」という表現はよく使われていますが、「人生に気をつけて」とはおそらく聞いたことがないでしょう。しかし、人生には山があり谷があり、また波風も立つのです。熱心に物事に取…

一杯の冷たい水 

福音箇所 Laudate | 教会カレンダー(マタイ10章37~42節) 暑い季節に、頼まれなくても自ら進んで冷たい水を一杯飲ませてあげることはごく普通のことであり、大したことではありません。しかし、イエス様にふさわしい弟子、つまりキリスト者としてふさわし…

存在を生み出す不在 

病気の人や死の床にある人、閉じこもったままの人、障がいを持った人や孤独な人を訪ねるのはよいことです。同時に、少ししかいられない、あるいはたまにしか行かれないからといって、後ろめたく思わないことも重要です。 わたしたち自分の限界について言い訳…

神様からの贈り物を思い起こす 

朗読箇所は Laudate | 教会カレンダー (申命記 8章2~3、14b~16b節) 信仰を表す表現やイメージは様々ありますが、先日、次の表現が目に入ってきました。「信仰は神様から頂いた贈り物を思い起こすこと」。言いかえれば、信仰を祈り求めるのではなく、先に…

一万回の感謝

本日、6月11日(日)昼頃に「レナト神父のブログ」は1万回のアクセス数を突破しました。ブログを愛読していただいている一人ひとりのみさまにこころから感謝いたします。これからもよろしくお願いいたします。 レナト神父

双方の行為 

福音朗読は Laudate | 教会カレンダー (ヨハネ3章16-18節) キリスト教(カトリック・プロテスタント・聖公会・正教会)の世界では、「三位一体」は共通の考えであり、中心的な信条です。三位一体というのは、順番づけることではありません。それは、父と…

聖霊と私たち

書簡朗読は Laudate | 教会カレンダー (第1コリントの教会への手紙 12章3b~7、12~13節) 外国で暮らしている宣教師として、私は「言語」と「ことば」に関する特別な関係を毎日経験しています。この特別な状況の中で、日本語という「言語」を用いた日常の…

「いつもあなたと共にいる」

福音朗読は Laudate | 教会カレンダー (マタイ28章16~20節) 私たちは、宗教は死後の世界で受け入れられるための役割のみを果たすと考えがちです。従って、宗教のことを考えることなく日々を過ごしている人は少なくありません。しかし、思いがけない出来事…

世界広報の日にあたり

「他者に対して先入観を抱かずに、出会いの文化を育むことにより、確かな信頼をもって現実に目を向けられるよう助ける、建設的なコミュニケーションをわたしは皆さんに強く勧めます。 したがってわたしは、建設的で開かれたコミュニケーション手段の追求に貢…

道であるキリスト

福音朗読は Laudate | 教会カレンダー (ヨハネ 14章1-12節) イエス様は「私は道である」と宣言されました。そして、使徒言行録によると、初代教会の人たちは「道に従う者」という名称を与えられ、「弟子たちが初めてキリスト者と呼ばれるようになったので…

豊かな命と救い 

福音朗読は Laudate | 教会カレンダー (ヨハネ10章1~10節) 「救い」という表現は、狭義では死にそうな状態から救助されるという意味ですが、広義では命が開花すること、しかも豊かになるという肯定的な見方があります。この視点から見ると、救いは豊かな…

悲しみの天使 

福音朗読は Laudate | 教会カレンダー わたしたちは、悲しみといえば、すぐになくなった人に関わる悲しみを思い浮かべます。それは、おそらく、人生の中で最も深刻な悲しみでしょう。悲しむことにおいて、わたしたちは意識的に、人の死はわたしたちの人生に…

わたしたちと双子のトマス

福音朗読は Laudate | 教会カレンダー トマスだけは、復活したイエスが来たとき、弟子たちと一緒にいませんでした。トマスは、 最後までイエスに従うという覚悟を果たせなかった自分に失望し、他の弟子たちにも失望し ていました。「主を見た」という弟子たち…

復活の曙光 

福音朗読は Laudate | 教会カレンダー (ヨハネ20章1~10節) マグダラのマリアが墓に行った時、あるものを発見しました。何を発見したのでしょうか。墓に入るほのかな希望すら与えなかった重い石が、取りのけられているのを見たのです。そして、イエス様の…

受難の主日に当たって 

福音朗読は Laudate | 教会カレンダー 受難物語の流れに沿って読み進めると、いくつかのコントラストが浮かんできます。例えば入城の場面で最も注目すべきことは、イエスが乗った動物です。それはロバです。ロバは荷物を運ぶ家畜で、労働を象徴しますが、同…

あなたも出てきなさい

福音朗読は Laudate | 教会カレンダー (ヨハネ11章1~45節) イエス様は墓に納められたラザロに、「ラザロ、出てきなさい」と大声で呼びかけています。ラザロとは異なり、私たちは命が与えられ、墓の中ではなく社会の中で暮らしていますが、このイエス様のこ…

新天地へ

今日、午後から泉佐野の本部を出発して、熊本県にある玉名教会(写真)へ行きます。4月2日に主任司祭として着任する予定で、近隣の荒尾教会も兼任します。同じザベリオ会の84才の大先輩の協力と知恵をいただきながら、新天地での人生の本に新たな章を書き始…

見ようとしないこと

福音朗読は Laudate | 教会カレンダー ヨハネ9章 1-41節 「今日の福音書に出てくる目の見えない人も、まさにそうでした。通りすがりに聞こえよがしに口にされた「この人が生まれつき目が見えないのは誰が罪を犯したからですか?」という質問や、のちにファリ…

様々な解釈

福音朗読は Laudate | 教会カレンダー (ヨハネ4章5-42節) 本日の福音箇所にある「五人の夫」(18節)の表現には、サマリアの女が象徴している歴史的な背景を読みとることができます。紀元前8世紀にアッシリアによって北王国が滅ぼされた時に、隣国の人々…

3.11

東日本大震災の発生から6年。 「あの時」忘れないように。

雲形と仮小屋形の関わり方

福音朗読は Laudate | 教会カレンダー (マタイ17章1~9節) 本日の福音個所に、雲と仮小屋の二つのイメージが出てきます。聖書では雲は特別なしるしです。ちょうど天と地上の間にあって、神の存在を示すしるしだからです。旧約聖書では、雲はモーセと話し合…

「あなたが祈る時」 

福音朗読は Laudate | 教会カレンダー (マタイ6章1~6、16~18節) 福音箇所に「あなたが祈る時」と書かれていますが、この表現について二つの指摘があります。一つ目は、「あなたが祈るなら」ではなく、「常に祈っているあなた」であってほしいこと、つま…

ただ今

泉佐野(関西空港のそば)にある聖ザベリオ宣教会の本部です。

「思い悩むな」

今から日本に帰ります。帰国する前に、イタリアから最後のメッセージをお伝えします。次は日本でお会いしましょう。 福音朗読は Laudate | 教会カレンダー 本日の福音箇所を理解するために、時計と羅針盤の二つのイメージを使ってみましょう。私たちの生活は…

理性の愛 

福音朗読は Laudate | 教会カレンダー (マタイ5章38~48節) 私たちはしばしば、愛するということが自然発生的な感情の結果であると思っています。でもそうではないのです。本当の愛は、私がこの人に対してどうあるべきかということが愛なのです。つまり、…

「完成するため」

福音朗読は Laudate | 教会カレンダー (マタイ5章7~37節) イエス様はどのように旧約聖書の教えを完成させたのでしょうか。律法の文字に縛られるのではなく、本来の意図すなわち神の望みは何であったのかという点にさかのぼって律法を再解釈しました。それ…

卒業

ローマでの大学生活も無事に終わり、信仰教育学(養成・育成)の修士号を授与されました。2年半の間、皆さまから頂いた応援に感謝いたします。

ユスト高山右近―忠実なキリスト者 

30年前、ザベリオ会の先輩から「キリストは私たちから成功を求めたり、完璧さを期待したりしない。私たちから求めているのは、キリストに忠実な者であることです」ということばを頂きました。しかし、私たちは「どれだけ成功しているか、どれだけ完璧に近づ…

「貧しい」人は幸い

福音朗読は Laudate | 教会カレンダー 「心の貧しい」は明治以降の伝統的な日本語訳ですが、ほとんど誤訳と言わざるをえません。「心が貧しい」という日本語は「精神的貧困」を意味しますが、ここではそういう意味ではないからです。直訳は「霊に貧しい」で、「…

教会一致推進運動(エキユメニズム運動)

2000年に及ぶキリスト教の歴史の中には、不幸な出来事がいくつか生じており、その一つにキリスト教内部の分裂や対立があります。キリスト教徒はキリストを主と宣言し、キリストに対する信仰を保ち、同じ聖書を信仰のよりどころとしているはずなのに、現状は…

証しする

福音朗読は http://www.pauline.or.jp/calendariocappel…/…/a_ord02sun.php… 日本語では「証しする」という言葉は、「証言する・証人となる」と意味です。それは、単に言葉で自分の考えを述べるということではありません。ある事件の証人とは、その出来事を…

無償の行い 

福音朗読は http://www.pauline.or.jp/calendariocapp…/cycle0/epifania.php 多くの人々が自分の宝箱や財布を開いて、博士たちの没(もつ)薬や黄金、乳香の代わりに、贈り物としてお金を捧げます。3週間の年末年始の期間に行われる、歳末助け合いやチャリテ…

念願の特別な叶え方

お正月に、健康増進・家内安全・商売繁盛・満願成就などを願い求め、深夜から神社やお寺に初詣へ出かける人は多いですが、次のかなえ方に満足ができる人はまだ多いでしょうか。 大事を成そうとして力を与えてほしいと神に求めたのに、 慎み深く従順であるよ…

クリスマスはあなたです!(クリスマスと私たち 5)

クリスマスはあなたです、毎日、新たに生まれかわると決心して、魂を神に開くとき。 クリスマスツリーはあなたです、人生の強風と困難に強く耐えているとき。 クリスマスの飾りはあなたです、あなたの人徳が人生を彩るとき。 クリスマスの鐘はあなたです、人…

注意深さの天使 (クリスマスと私たち 4)

福音朗読は Laudate | 教会カレンダー 注意深さは『重んじる、顧慮する、尊敬する、思いやりを持って何かを行う』という言葉からきています。それは、目を覚ますということと関係しています。注意深く呼吸する人、注意深く足を運ぶ人、注意深くスプーンを手…

慰めの天使 (クリスマスと私たち 3)

朗読箇所は Laudate | 教会カレンダー 「聖書のギリシア語の『慰める』は、その意味が、こちらに呼び寄せる、招待する、助けを求める、元気づける、よい言葉で話しかける、ということです。喪失経験に苦しむ人は、その人の傍らに立ち、必要であるならその人…

配慮の天使 (クリスマスと私たち 2)

朗読箇所は Laudate | 教会カレンダー 「配慮のある人は、現実を現実そのものとして判断します。私はまず現実を正しく認識しなければなりません。そうすることによって、現実にふさわしい行動することができます。私の人生をその現実にふさわしいものへと整…

今という時   (クリスマスと私たち 1)

クリスマスの季節には、教会だけではなく、住宅から公共の施設まで、鮮やかなイルミネーションで飾り付けられます。子どもにとっては、サンタクロースからクリスマスプレゼントがもらえるので、待ちに待った季節がやってきたと言っても過言ではありません。 …

いつくしみの特別聖年の閉幕 

福音朗読は Laudate | 教会カレンダー (ルカ23章35~43節) 「人々と生活を分かち合い、自分を惜しみなく与えるためには、どんなひとでも私たちの献身を受けるべき価値ある人であることを知らなければなりません。相手の外見、能力、ことば遣い、気質には関…

踏み留まる

福音朗読は Laudate | 教会カレンダー (ルカ21・14-19) 「社会的、政治的な不安と測り知れないほどの苦しみが溢れる世界の中で、信仰を生きようとしている人は、いわゆる役立たずとあざけられがちです。多くの人が『愛の神がいるなら、その神にこの混乱を…

命の神

福音箇所は Laudate | 教会カレンダー ( ルカ20章27~38節) 私たちが人生を終える際、死後の不安がないようにするためだけに信仰を持つのではありません。信仰心がある人には、常にそばにいてくださり、私たちを受け入れてくださる神がいるという確信があ…

今日は応える日 

福音箇所は Laudate | 教会カレンダー (ルカ19章1~10節) ザアカイの仕事は、税を徴収することでした。しかも、徴税人の頭だったので、毎日白い目で見られていました。このザアカイが勇気を振り絞って、皆の目前で奇妙な行動をとりました。彼は身長が低か…

他者を見下し他者にならう 

福音箇所は Laudate | 教会カレンダー (ルカ18章9~14節) ファリサイ派の人は、端から見れば立派な修行の報告をしていますが、自分と神との間に、他人を意図的に置いています。その人と自分を比較して、いかに自分が素晴らしいかを誇張しているのです。こ…

沈黙の実り

福音朗読は Laudate | 教会カレンダー (ルカ18章1~8節) 「気を落とさずに絶えず祈らなければならない」ということは、一日中絶え間なく祈らなければならないということなのでしょうか。それとも、神を説得できるまで祈り続けることなのでしょうか。実を言…

天国の郵便局

福音朗読は Laudate | 教会カレンダー (福音17章11~19節) 私はある夜、夢を見ました。天国で郵便局に入ると、天使が大勢いました。とても広い部屋があり、そこには様々な課があったのです。案内してくれた天使は、「ここは、神様へのすべての願い事を受け…

奇跡、信仰と神

福音朗読は Laudate | 教会カレンダー (ルカ17章5~10節) 私たちは、針の頭ほどのからし種のような信仰があれば、桑の木を動かすことができるでしょうか。本日の福音書のイエス様のことばを聞くたびに、半信半疑になります。なぜなら、私たちの信仰によっ…

老眼の金持ち

福音朗読は Laudate | 教会カレンダー (ルカ16章19~31節) このたとえ話の中心となるメッセージは、貧しい人への慰めではなく、金持ちに対する警告です。主人公は、贅沢な毎日を送る反面教師となる金持ちです。彼は自分の財に酔いしれ、富しか目に入ってお…

忠実な者

福音朗読は Laudate | 教会カレンダー (ルカ16章1~13節) 福音箇所の中に、「ごく小さな事に忠実な者は、大きな事にも忠実である。ごく小さな事に不忠実な者は、大きな事にも不忠実である」とあります。これは何を意味しているのでしょうか。この言葉は、…