こいのぼりのように (ヨハネ20章19~23節)

通り抜ける風を受けて青空にたなびくこいのぼり。空に泳いでいる色とりどりのでっかいこいのぼり。それをみて、乗りたくなりませんか。でも、風が通り抜けないなら、こいのぼりはしぼんだ風船のようなもの、また、物干しざおに干されている洗濯物のようなものにすぎません。こいのぼりが空に舞っているのは自分の動きではなく、風に動かされているからです。風そのものは見えませんが、風に動かされているこいのぼりは見えるのです。わたしたちが呼吸するとき、鼻から吸った空気は体中に流れて、鼻から出されるとき、この体と心の温かさを感じるでしょう。

イエスは弟子たちに聖霊を与えます。丁寧に息を吹きかけて。イエスの優しい心から出てくる聖霊。それはイエスの温かい心から出てくる風、命の息です。イエスが弟子たちに息を吹きかけると、弟子たちは勇気と力をもらいました。わたしたちも、聖霊を受けています。ですから、わたしたちも目で見えない聖霊に動かされて、活き活きと生かされているのです。 

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