三位一体と交わり (ヨハネ3章16-18節)

福音朗読は、下記の女子パウロ会 “Laudate”のページでご覧ください。http://www.pauline.or.jp/calendariocappella/cycleA/a_trinity.php#gospel

キリスト教カトリックプロテスタント聖公会正教会東方教会)の世界では「三位一体」は共通で中心的な信条です。三位一体というのは一番、二番、三番という順番ではありません。三位一体は父とひとり子と聖霊の交流であり、コミュニケーションなのです。しかも、愛の絆による相互の交わりです。

愛は二人になってから、始まりますが、まだ足りません。互いだけを見つめて、自分たちを他の人に対して閉ざすなら、やがてその愛は自己中心的になってしまいます。愛が生き生きと豊かに流れていき、本当の愛が増していくためには、自己中心性を破る三人目の人が必要です。

信仰生活は、神との関係だけにとどまるのではなく、完全な交わりに与り、生きるために、人間同士、隣人との絆も欠かせないのです。つまり、人生の道を歩きながら、多くの人たちと交わり、語り合い助け合うことです。ですから、わたしたちは三位一体の神と隣人との立体的な交わりを、ますます生きていきたいものです。

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