「人生に気をつけて」 (マタイ11章25-30節)

福音朗読は、下記の女子パウロ会 “Laudate”のページでご覧ください。

http://www.pauline.or.jp/calendariocappella/cycleA/a_ord14sun.php#gospel

 

「体に気をつけて」という表現がよく使われています。ところが、「人生に気をつけて」とは決して聞いたことがないでしょう。人生には谷間もあり、波もあるのです。元気なときもあれば、力のないときもあります。熱心な時期があったり、疲れた時があったりすることも。人生は日常の暮らしの中で展開しているからです。従って「人生に気をつけて」というのは、人生における谷間や波に注意するように、その状況に応えるようにということです。例えば休みは必要です。ときには体と心、人生に休みと余裕を与えましょう。

人生の旅の途上で、複雑な人間関係に疲れている人は少なくありません。理解してもらうことは少ないが、誤解されることは多く、いろいろと傷ついて疲れています。「疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。休ませてあげよう」(28節)。これはイエスからの暑中見舞です。忙しい日常生活と複雑な人間関係に疲れているわたしたちはイエスのもとで休んでみたらいかがでしょうか。

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