11月2日 死者の日

11月2日はカトリック世界において、亡くなった人たちを記念する日であり、日本でいうとお盆に当たります。死者のための祈りは、どこの国でも、またほとんどすべての宗教にも見られるものです。日本カトリック司教協議会は『祖先と死者についてのカトリック信者の手引き』の中で、次のように述べています。

キリスト教における死者の記念と尊厳は、死者のために祈ることが中心になっています。祈りは、自分の身内、親類、その他関係のあった人たちのために捧げるのは当然ですが、この世で私たちと縁のなかったすべての死者のために祈ることも大切です。(中略)教会はこのような精神のもとに、それぞれの国の習慣を取り入れ、死者の記念を行ってきました。(中略)したがって、日本でも同じ精神に基づいて日本の伝統を適切に取り入れて『死者の記念』を実践したいものです。」

わたしたちは、ミサをささげるたびにキリスト者のためだけではなくすべての死者のためにも祈ります。司祭は次の祈りを唱えます「復活の希望をもって眠りについたわたしたちの兄弟と、すべての死者を心に留め、あなたの光の中に受け入れて下さい。」と祈りを唱えます。

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