「家畜小屋」イエス様の生まれたところ

あなたにイエス様の紹介をします(4)

     日本ではあまり目にしませんが、実はクリスマスに欠かせないものがあります。         それはイエス様の誕生の舞台です。

「家畜小屋は、ぴかぴかに磨きあげられていません。そこには、わらや干し草にまみれた糞尿があります。もちろん、家畜小屋は毎日、掃除されていますが、それでも糞尿はたまってくるものです。それは畑の堆肥として用いられます。それはまるでわたしたちの内面のようです。私たちの心は決してきれいでも、汚れがないわけでも、無菌状態でもありません。そこには汚れたものも集まっています。私たちがどこかに押しやりたいものは、意識の下で隠れて、腐っています。

  私たちは、きれいな部屋ではなく、心の汚れた家畜小屋しか神に提供できません。しかしそれは、自分がまるで神の誕生に何か貢献したかのような思いからわたしたちを解放してくれます。神が私たちの内にお生まれになろうとされています。それは私たちが神に何かを提供できるからではなく、神が私たちを愛してくださっているからです。

   あなたも、ありのままの自分自身がキリストの住まいとなることを信頼していいのです。キリストは家畜小屋で、あなたのために、そしてこの世界のためにお生まれになったのです。」 

 「クリスマスの黙想―新しい始まりを祝う」 アンゼルム・グリューン、キリスト新聞社、92~94ページ

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