永遠のいのち、豊かないのち (ヨハネ3章14~21節参照)

福音朗読は、Laudate | 教会カレンダー 

「独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである」と。ヨハネ福音書にこういうパターンが頻繁に出てきます。まず否定的に、そして肯定的に宣言する強調の表現が使われています。日本語でも「〜ではなく、・・・である」と言うでしょう。

キリスト者が掟を守っているのは、死んでから地獄に落ちないようにするという恐れからではありません。この地上にいるうちに、人生が喜びに満たされるように、イエス様からのメッセージと教えに従っているのです。更に同じ福音書の中に、「善き牧者の話」があります。イエス様はご自身とその使命について、「わたしが来たのは、羊が命を受けるため、しかも豊かに受けるためである。」(ヨハネ10章10節)と宣言されました。

そして、この福音書は次のように締めくくられています。「これらのことが書かれたのは、あなたがたが、イエスは神の子メシアであると信じるためであり、また、信じてイエスの名により命を受けるためである」(20章31節)これこそ良い知らせ、つまり福音なのです。

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