イエス様に繋がる(ヨハネ15章1~8節)

福音朗読 -> Laudate | 教会カレンダー

   ヨハネ福音書15章にあるブドウの木の話の中で、「ブドウの木に繋がる」や「実を結ぶ」という表現が何回も繰り返して用いられています(リンク参照)。これらの表現は何を意味しているのでしょうか。

  「繋がる」や「結ぶ」という動詞は、「誰かに接する」や「絶えずとどまる」という意味です。当然、枝はその木に繋がっています。そして、繋がっているからこそ、「実を結ぶ」という結果が導かれるのです。この表現が、いかに密接な関係を表しているのかがお分かりになるでしょう。

  わたしたちは多くの人々と繋がっており、相互に助け合っています。他の人々に頼り、日常生活を送る上で、自分で作っていない、もしくは作ることが出来ないものを毎日使用しています。例えば、当たり前のように使っている光熱・水道、生きていくために欠かせない食べ物、時間の無駄を省いてくれる交通機関などによって、快適な生活を送っています。こんなに多くの人々のおかげで、わたしたちの一人ひとりが様々な恩恵を受けていることを心にとめて置いてください。。

  人間同士でこれだけ繋がっているのなら、イエス様と常に繋がっていれば尚更でしょう。自分の人生において、イエス様のおかげで、いかに豊かな実りを結ぶことができるのかを思い起こしてみましょう。

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