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いのちに関する先進国の行方 (マルコ9章30~37節)

福音朗読先 ー> Laudate | 教会カレンダー

    携帯電話とインターネットの普及により、機械的な絆は効率的になり、強くなりました。その一方で、人間的な絆はむしろ弱くなってきたという現実があります。また、結婚したくない若者や結婚しても子どもを産みたくないという夫婦も増え、離婚の割合も著しく上昇してきました。これからは、人間社会がますます孤立化していくのではないかと懸念しています。

    実を言うと、私の出身であるイタリアでも、日本と並んで少子化が深刻な社会問題となっています。「実のなる木は花から知れる」と言うことわざがあります。「命の扱い方によって社会が分かる」と言い換えるなら、先進国であるイタリアと日本は、人間的な絆が薄れ、命を尊ぶことから遠ざかっているのではないかと感じます。機械文明においては進歩している一方、人間性と命の文明においては、逆行していることが気になって仕方ありません。新しい命を迎えることに対して、自己制限することになっている社会が、文明社会と言えるでしょうか。矛盾しているとしか思えません。

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