いつくしみの特別聖年 (2)

     (中略)「忍耐強く、いつくしみ深い」。これは、神の本性を表すために旧約聖書を通して何度も言及されている、対になったことばです。(中略)そこでは神のいつくしみが、罰や破壊に勝っていますとりわけ詩編は、神の振る舞いのこうした偉大さを前面に出します。「主はお前の罪をことごとくゆるし、病をすべていやし、いのちを墓からあがない出してくださる。いつくしみとあわれみの冠を授け(てくださる)」(詩編103・3―4)。

     別の詩編は、さらに明白なかたちでいつくしみの具体的なしるしをはっきりと告げています。「(主は)虐げられている人のために裁きをし、飢えている人にパンをお与えになる。主は捕らわれ人を解き放ち、主は見えない人の目を開き、主はうずくまっている人を起こされる。主は従う人を愛し、主は寄留の民を守り、みなしごとやもめを励まされる。しかし主は、逆らう者の道をくつがえされる」(詩編146・7―9)。(中略)

    要するに、神のいつくしみとは抽象的な概念ではなく、わが子のことでからだの奥からわき起こる親の愛のように、神がご自分の愛を明かす具体的な現実なのです。実に「はらわたがちぎれるほどの」愛ということです。この愛は深い自然な気持ちとして心からわき起こるもので、優しさ、共感、寛大さ、そしてゆるしの気持ちです(6項)

 

以上は教皇フランシスコ、『いつくしみの特別聖年の大勅書、「イエス・キリスト、父のいつくしみのみ顔」からの引用。全文は中央協議会のHPまで

http://www.cbcj.catholic.jp/jpn/feature/francis/img/misericordiae_vultus_jp.pdf

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