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善への配慮 

  福音朗読は   Laudate | 教会カレンダー  (ルカ12章13~21節)

  死をはじめ、病気や不運から救われるといったものや、罪を犯してはいけないなどという偏った信仰観があり、しかも消極的な見方が広まっているようです。確かにこれは間違っていませんが、信仰生活の動機としては不足しており、否定的でもあります。

   天国の門をくぐる時、私たちが生前に犯した罪とともに、どれだけよい行いを積み重ねてきたかが配慮されます。それは、財産や名誉などをどれだけ得てきたのかということではありません。

   善行を積むこと、つまり困っている他者に手を差し伸べることによって、キリスト教の中心となる教えである隣人を自分のように愛することが実践されます。これが死後に問われる課題です。つまり、犯した罪ではなく、積み重ねて来た善の業が課題になるのです。自分の救いだけではなく、相手の救いに役立つ者になるように、善を積み重ねていきましょう。

    十字架の聖ヨハネは「私たちは生涯の夕べに、愛について裁かれるでしょう」という言葉 を残しています。 

十字架のヨハネ(Juan de la Cruz,1542年-1591年12月14日)は16世紀スペインカトリック司祭、神秘思想家。アビラのテレサと共にカルメル会の改革に取り組み、『暗夜』などすぐれたキリスト教神秘主義著作や書簡を残しました。

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