席の選び方と上下関係

福音朗読は Laudate | 教会カレンダー  (ルカ14章7~14節)

   私が高校生だった時、新学期初日に早めに学校へ行き、教室の後ろの方の席を取り、一年間自分の席としました。教壇から遠く離れた席を取った理由は、授業がつまらない時や興味が持てない場合、先生に見つからないように他ごとをするためでした。一方、神学生時代と日本語の勉強をしていた時、一番前の列に座りました。難解でしたが、新しいことを勉強したかったので、先生と黒板がよく見える席を選びました。

    本人の判断によって上席か末席かを選ぶ時、神をはじめ他者とどんな関係を築きたいかという気持ちが現れます。さらに、他者からの評判に対しては、印象付けや影響を与えるという目的もあります。例えば、席の選び方だけではなく、派手な服や高級車、そして肩書きが並んだ名刺などによって、自分は特別だというメッセージを発するものです。本人は、他者より優れているという自信を持っていても、この態度は関係でもつながりでもありません。障壁を作り、距離を生じさせているだけなのです。

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