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老眼の金持ち

福音朗読は Laudate | 教会カレンダー (ルカ16章19~31節)

   このたとえ話の中心となるメッセージは、貧しい人への慰めではなく、金持ちに対する警告です。主人公は、贅沢な毎日を送る反面教師となる金持ちです。彼は自分の財に酔いしれ、富しか目に入っておらず、困っている人や助けを必要としている人に手を差し伸べようとしませんでした。すぐそばにいるラザロの存在にさえ気が付かなかったのです。

    私たちは、見ることによって周囲の世界や環境と関わっています。日本語では、物の形や色などを認識したり、存在を確認したりするなど、状況によって「見る」や「診る」などを使い分けます。どの「みる」であったとしても、それぞれに応じて物事を判断した上で、どう行動するかを決めることにつながっていくのです。  

   たとえ話の金持ちには、心理的な視力に問題があります。人間関係をはじめ、周囲の世界に対して、自分のすぐ近くが見えない老眼になっていることです。彼の目は、何の役に立つのでしょうか。

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