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今という時   (クリスマスと私たち 1)

  クリスマスの季節には、教会だけではなく、住宅から公共の施設まで、鮮やかなイルミネーションで飾り付けられます。子どもにとっては、サンタクロースからクリスマスプレゼントがもらえるので、待ちに待った季節がやってきたと言っても過言ではありません。

  大人は子どもと違って、人間関係や仕事など、複雑に入り組んだ状況の中で暮らしているので、楽しいクリスマスの雰囲気を味わうことはなかなか難しいのではないでしょうか。今回から数回にわたって、聖書に書かれたメッセージを通して、大人にとってのクリスマスの時期の過ごし方についてお話ししたいと思います。クリスマスは、子どものためのおとぎ話ではなく、私たちがよりよく成熟した人間になることを目指すのに良い季節なのです。せっかくですから、こういう機会を持ってみませんか?

 書簡朗読 Laudate | 教会カレンダー ローマの教会への手紙13章11~14a節)

  本日の朗読個所に「みなさん、あなたがたは、今がどんな時であるか知っていますか」と書かれています。聖書には「時」を表すための二つの言葉があります。それは、「クロノス」と「カイロス」です。「クロノス」は時計のことで、時間や月日の流れを表します。一方、「カイロス」は機会という意味です。それは時間の経過ではなく、有意義な時間の過ごし方を表しています。

  ここで例を挙げてみましょう。5分間だけお気に入りの音楽を聞く時、何回も同じ曲を聞いたり、もう一曲聞こうと思ったりして、あっと言う間に1時間が経過してしまうという経験があるかもしれません。あるいは、バスの到着を5分待つ時は、5分以上も待っていると感じるかもしれません。5分は5分ですが、その時を過ごす人の気持ちと環境によって違ってくるのです。 

 「今」は出会いの良い機会です。「今」それに気づき、「カイロス」に応えましょう。

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