無償の行い 

福音朗読は http://www.pauline.or.jp/calendariocapp…/cycle0/epifania.php

  

   多くの人々が自分の宝箱や財布を開いて、博士たちの没(もつ)薬や黄金、乳香の代わりに、贈り物としてお金を捧げます。3週間の年末年始の期間に行われる、歳末助け合いやチャリティーコンサートなどで行われる寄付です。...

 私たちは、クリスマスの季節だけではなく、日々、善行を行っています。これは、隣人愛に当たります。身近な例で言うと、親子の愛や夫婦間の愛、また友情の愛や博愛などがあります。献身的な介護や看病などもそこに含まれます。


   しかし、これらはどれだけ純粋で無償の行いなのでしょうか。もしかしたら、美しく化粧を施した心で周囲を欺き、見返りを求める行為なのかもしれません。では、どうすれば純粋で無償であることが分かるのでしょうか。自分自身でその行為の動機を見極めることによって、その原動力と動機も分かるようになるのです。

   例を挙げてみましょう。仕事帰りにバスに乗っていると、お年寄りの方が乗ってきました。私は一瞬「席を譲るのは嫌だ」と思い、眠ったふりをしようとしました。しかし、その気持ちに負けずに立ち上がり、席を譲りました。これは隣人愛だと言えます。なぜなら、自分の感情を超えて、相手のことを優先したからです。

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