「思い悩むな」

今から日本に帰ります。帰国する前に、イタリアから最後のメッセージをお伝えします。次は日本でお会いしましょう。

 

福音朗読は Laudate | 教会カレンダー

   本日の福音箇所を理解するために、時計と羅針盤の二つのイメージを使ってみましょう。私たちの生活は、時計に管理されていると言っても過言ではありません。時間に追われながら、様々な物事を考え、実行しているので、これを時計に縛られた暮らしと呼びます。

   では羅針盤はどうでしょうか。羅針盤は船乗りたちを目的地へ導くものです。私の立場で言い換えると、イエス様に導かれて生きることと言えるでしょう。例えば、福音の価値観に基づいて生きようとすると、それによって一貫した生活が成り立っていきます。

   最後に、皆さんに紹介したい祈りがあります。よく知られている祈りですが、最初の部分しか知られていません。今回、皆さんに全文を提供させていただきます。

 

「平安の祈り」
神様、どうか私にお与えください。
変えられないものを 受け入れる心の平安を
変えられるものを 変える勇気を
そして、その違いを見極める知恵を
与えられた一日を精一杯
生きることができるように
一瞬一瞬を 楽しむことができるように
苦しみは平安への通り道であることを
受け入れることができるように
たとえ自分の願いどおりにならなくても
主イエスがされたように この罪深い世界を
そのまま受け入れることができるように
もし あなたの御心にゆだねるなら
あなたが全てを正しく導いて下さることを
信じることができるように
そうすれば私はこの地上において
幸いな人生を送りまた天国においては
あなたと共にある最高の幸せに
与ることができるでしょう。アーメン

f:id:nipponblog:20170225111354j:plain