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悲しみの天使 

福音朗読は Laudate | 教会カレンダー

   わたしたちは、悲しみといえば、すぐになくなった人に関わる悲しみを思い浮かべます。それは、おそらく、人生の中で最も深刻な悲しみでしょう。悲しむことにおいて、わたしたちは意識的に、人の死はわたしたちの人生にももたらした喪失を向き合っていきます。わたしたちはその人と自分の関係をもう一度じっくり見つめ直します。わたしたちはその人と経験したすべてのこと、その人がわたしたちにとってどういう存在であったかということ、その人がわたしたちに与えてくれたことを思い起こします。何度も何度も、人間関係が壊れていくのを、人生が崩れていき、しゃがみこんでしまうことを経験しています。それで失望し、幻滅してしまいます。  

   悲しみの天使はあなたを悲しみから守れることができません。しかし、あなたは一人でその痛みを担っていくわけではありません。悲しみの天使があなたと一緒にいて、痛みと新しいいのちの力へと変えてくれるでしょう。おそらく悲しみの天使はあなたにある人を遣わすでしょう。その人は、あなたの悲しみの中であなたのそばにいて、理解し、あなたと共に感じ、そして何があなたの中で新しい可能性として始まろうとしているのかに気づかせてくれるでしょう。

 

            A.・グリユーン、「50の天使。1年の歩みのために」、

             キリスト新聞社、2007、109-112ページからの抜粋。

 

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