「人生に気をつけて」

福音朗読は Laudate | 教会カレンダー (マタイ11章25~30節)

   「体に気をつけて」という表現はよく使われていますが、「人生に気をつけて」とはおそらく聞いたことがないでしょう。しかし、人生には山があり谷があり、また波風も立つのです。熱心に物事に取り組む時期もあれば、疲れきってしまう時もあるでしょう。元気なときもあれば、力のないときもあります。それは、人生が日常の暮らしの中で展開しているからです。従って、「人生に気をつけて」というのは、人生における谷間や波に注意し、その状況に応えるようにということです。例えば、休息は必要です。時には体と心、そして人生に休息と余裕を与えましょう。

    人生の旅の途上で、私たちは複雑な人間関係に疲れているかもしれません。理解してもらえることが少ない反面、誤解されることは多く、傷ついて疲れています。「疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。休ませてあげよう」(28節)。これは、イエス様からの暑中見舞です。忙しい日常生活と複雑な人間関係に疲れている私たちは、この機会にイエス様のもとで休んでみるのはどうでしょうか。

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