イエスに出会った人々① アンデレ  (ヨハネ1章35―43節)

お手持ちの聖書で該当箇所を読んでいただくか、

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   歩いているイエスを見て、ヨハネが「見よ、神の子羊だ」と言いました。それを聞いたヨハネの弟子は、イエスに従っていき、イエスのところに泊まりました。弟子の一人のアンデレは、ペトロを連れてイエスと出合ったのです。

    この福音箇所に登場する「泊まる」という動詞を通して、信仰の歩みを見ることができます。「午後4時ごろ」は、当時の時間の計り方で「日没がせまり次の日が始まる」という意味です。弟子たちにとっては新しい出発を意味し、イエスのもとにとどまり始めることなのです。

    キリスト者になる基本的なことは、まずイエスとともに「泊まる」、つまりイエスと交わり、人生を共有することです。また、本当のイエスとの出会いは、閉鎖的な関係ではなく、出会いから分かち合い、そして共有へと発展していきます。この歩みは、信仰の歩みです。イエスの弟子というのは、生まれついたものではなく、成長とともにイエスのもとに泊まり、生涯泊まり続けることなのです。    

   ***写真はロペス神父(聖ザべリオ宣教会会員)の撮影です。 

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