お手持ちの聖書で該当箇所を読んでいただくか、
http://www.bible.or.jp/read/vers_search.html を検索してください。
今回の人物は、カナンの女性でありながら、大胆にもイエスに挑戦しました。家父長制社会の時代では、女性は男性の所有物でした。しかも彼女は異邦人でありながら、イエスに願いを求めたのです。彼女は、悪霊にとりつかれた娘の快復のために、社会的なしきたりを破り、前に出てきました。願いを叶えてもらおうとしても、最初は無視され、また願いは拒まれてしまいました。しかし、あきらめずに願い続けたのです。
この女性の態度から、私たちが人生を歩むためには勇気が必要不可欠であると感じることが出来ます。未知の物事に対して、勇気は必要です。疑問に縛られて、一歩も踏み出すことが出来ず、間違いを恐れて、躊躇してしまう場合が多いのではないでしょうか。人生は冒険であり、挑戦です。そして、人間として更に成長していくという試練なのです。
***写真とことばはロペス神父(聖ザべリオ宣教会会員)の提供です。