イエスに出会った人々 ㉑ 「あなた」 

 

 エスはトマスに言われた。「わたしを見たから信じたのか。見ないのに信じる人は、幸いである。」(ヨハネ20章29節)

     イエスは「見ないのに信じる人は、幸いである」とトマスに言いました。この幸いは私たちに向けられています。ヨハネ福音書において、「見る」という動詞は深い意味を持った言葉です。目に見えない神が、イエスを通して目に見えるようになったのです。

    「イエスを見る」という体験と出会いは、固定された形で行われるのではなく多角的な体験です。イエスに出会ったフィリポやサマリアの女、マグダラのマリアやペトロ、ヨハネやニコデモ、そしてトマスたちがその証拠です。イエスとの出会いは決められた条件ではありません。限られた場所でも一時の経験でもありません。人生において何度も繰り返されるキリストの体験なのです。出会うきっかけは、人それぞれです。今度は皆さんの番です。ぜひイエスと出会って、「イエスに出会った人々」に貢献してください。 

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