「知ってるつもりキリスト教」㉓  日常用語になったキリスト教の言葉(2)

  • 週間制

なぜ一週間は7日で構成されているのでしょか?7日制の起源は、旧約聖書の創世記1章と2章に描かれている天地創造物語に基づいています。それによると、神は6日間働いて、自然や生物、そして人間を創造されました。その後、7日目に仕事を離れて安息なさり、「第七の日を神は祝福し、聖別された」のです(創世記2・2-3)。これが一週間の成り立ちです。海外へ行って、日曜日に店が閉まっている理由がお分かりです。

  • 紀元前・紀元

今年は2018年ですが、なぜ2018年でしょうか。どのように数えられているのでしょうか?現在、キリストが誕生したと考えられる年を元年とする西暦紀元が多くの国で用いられています。紀元とは、歴史上の年数を数える時の基準となる最初の年のことです。何気なく使っている西暦は、実はキリストの誕生を基準にしているものなのです。

 宮越俊光著 『早わかりキリスト教』(日本実業出版社、2005年)参照。

***写真はロペス神父(聖ザべリオ宣教会会員)の提供。

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