「知ってるつもりキリスト教」㉔ 日常用語になったキリスト教の言葉(3)

  洗礼

キリスト教信者になるための入信の儀式です。全身または頭に水を受け、三位一体(父と子と聖霊)によって罪がゆるされ、キリストの死と復活にあずかり、新しい命に生まれ変わることを表します。ここから、生き方や考え方に大きな変化をもたらす出来事に遭遇することを示すようになったのです。

 

  キャンドル・サービス 

クリスマス・イブに行われることが多い礼拝の一つです。キリストのシンボルであるろうそくを参加者一同が手に持ち、聖書の朗読や説教を聞いたり讃美歌を歌ったりして、キリストの誕生を祝います。18世紀半ばの東欧の教会で始まったと言われています。

 

  ゴスペル

英語で「福音」という意味です。「ゴスペルソング」や「ゴスペルミュージック」など、19世紀のアメリカで誕生した黒人霊歌やブルーズなどの影響を受けた音楽の通称です。

 

  サービス

「奉仕」あるいは「給仕」の意味で用いられますが、キリスト教では「礼拝」を意味する言葉として利用され、礼拝には他者のために行う奉仕の意味合いがあるとしています。

 

宮越俊光著 『早わかりキリスト教』(日本実業出版社、2005年)参照。

***写真はロペス神父(聖ザべリオ宣教会会員)の提供。