「福音書を読み、イエスに親しむ」⑱ 仕えること

       あなたがたの中で偉くなりたい者は、皆に仕える者になり、いちばん上になりたい者は、皆の僕になりなさい。 人の子が、仕えられるためではなく仕えるために、また、多くの人の身代金として自分の命を献げるために来たのと同じように。(マタイ20・26-28)

喜びと感謝は人の心の特質で、イエス・キリストの歩んだ道に仕える生涯をささげる人たちに見られるものです。心のこもった奉仕に接すると、わたしたちは喜びを覚えます。なぜなら奉仕の最中に、神の存在が見え、賜物が与えられるからです。イエスに従う者として奉仕する人は、自分が与えている以上のものを受けていることに気がつきます。母親は自分の子どもを世話するのに、何も報いを必要としません。子どもが母親の喜びだからです。ちょうどそれと同じように、隣人に奉仕する人は、奉仕している人の中にその報いを見出すでしょう。

「コンパッション」H. ナウエン

写真は高木淳司さんの提供で、「阿蘇 草千里ヶ浜」アルバム

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