イエスは、ガリラヤ湖のほとりを歩いておられたとき、シモンとシモンの兄弟アンデレが湖で網を打っているのを御覧になった。彼らは漁師だった。イエスは、「わたしについて来なさい。人間をとる漁師にしよう」と言われた。(マルコ1・16-17)
ペトロとアンドレ、ヤコブとヨハネにとって、ガリラヤ湖は日常の舞台で、網を打っていることは彼らの仕事。かれらの生活の場に入って来るイエスがその場でしかも仕事の最中に彼らを呼びかけます。特別な場所と体験ではなく、ごく普通の「毎日」の中で、「なれ」仕事している中で、「わたしに従いなさい」といわれました。日々の暮らしの中で、イエスからの呼びかけを聴き、それに応える環境と機会なのです。
写真は高木淳淳司さんの提供で「青島 鬼の洗濯板」