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命を捨てる=命をささげる(ヨハネ10章11~18節)

福音朗読 ー> Laudate | 教会カレンダー

   ヨハネ福音書10章における良き牧者の話の箇所では、「命を捨てる」という表現が何回も繰り返されています。11節の「わたしは良い羊飼いである。良い羊飼いは羊のために命を捨てる」や、15節の「わたしは羊のために命を捨てる」、また17節の「わたしは命を、再び受けるために、捨てる」と続き、18節で「だれもわたしから命を奪い取ることはできない。わたしは自分でそれを捨てる。わたしは命を捨てることもでき、それを再び受けることもできる」と締めくくられます。

  さて、この場面において、イエス様は「命を捨てる」という表現を用い、受難と十字架、そして復活をあらかじめ告げられます。ヨハネ福音書15章13節に「友のために自分の命を捨てること、これ以上に大きな愛はない」という言葉があります。つまり、「命を捨てる」とは、受難に向かうイエス様の心構えを表す宣言なのです。

従って「命を捨てる」という表現は、文字通りに自己を拒否あるいは軽蔑する意味として捉えるのではなく、自らから進んで自己をささげる、すなわち命を懸けるという意味なのです。

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