2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

㉘ 今週もみことばとともに 聖霊降臨

彼らに息を吹きかけて言われた。「聖霊を受けなさい。」(ヨハネ20・22) 風そのものを見ることはできませんが、風に動かされて空を舞っているこいのぼりは見ることができます。イエスは弟子たちに丁寧に息を吹きかけています。注がれる命の息は、弟子たちに…

鯉のぼりのように、いのちの風に吹かれて

You Raise Me Up あなたに起き上がらせて 曲動画&訳詞 → https://youtu.be/OrScvs6BHzM?t=38 写真は高木淳司さんの提供です。

㉗ 今週もみことばとともに(主の昇天)

「わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる。」(マタイ28・20) 一「わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる。」(マタイ28・20)般的に宗教というものは、死後の世界で受け入れられるための役割のみを果たすと考えられがちです。…

「お家にいましょう・stay home」⑨ 希望

希望は、あらゆる切望やあきらめに対して、わたしたちの人生がうまく行くという希望をしっかり持つ力を与えてくれます。人は現実の自分自身に満足しているわけではありません。人は、幸せへのあくことない憧れを持ています。人は、より美しい未来を夢見てい…

㉖ 今週もみことばとともに(復活節第6主日)

「わたしは父にお願いしよう。父は別の弁護者を遣わして、永遠にあなたがたと一緒にいるようにしてくださる。」(ヨハネ14・16) 私たち一人ひとりは、聖霊によって復活されたイエスとのつながりと交わりを体験します。聖霊の働きは、私たちのそばにいて支え…

「お家にいましょう・stay home」⑧ 孤独の中で神に寄り添う  

ただ神とだけいるために孤独になると、自分がいかにいろいろなものに頼っているかということにすぐに気づきます。わたしたちは日常生活に多くある、気をそらせるものがなくなると、不安になって緊張してしまいます。誰も話しかけてくれなかったり、訪ねてく…

「お家にいましょう・stay home」 ⑦ 二つの孤独感      

霊的な生活においては二種類の孤独を区別する必要があります。最初の孤独感では、神に触れることがなく、帰属意識や親しみ、家族の味を与えてくれる人やものを不安げに探しまわっている自分を体験します。第二孤独感は、わたしたちの感情や思いの及ばない、…

㉕ 今週もみことばとともに(復活節第5主日) 

「わたしを見た者は、父を見たのだ」(ヨハネ14・9) キリストが神の啓示であるように、キリスト者はキリストの啓示だと言って過言ではありません。世界に広がる様々な共同体のなかで助け合う信者を見ることは、目で見えない神の愛の写しを見ることです。キ…

「お家にいましょう・stay home」 ⑥ たった一人であることを見出す

人は誰もが一人ぼっちです。わたしと全く同じように感じたり、考えたり、行動する人は、どこにもいません。わたしたちは一人ひとりがユニークであり、わたしたちが一人っぼちであるというのは、このことの別の側面です。問いかけは、わたしたちが一人ぼっち…

「お家にいましょう・stay home」 ⑤ 近さと距離のバランス

人と人の間の親しさは、近しさも大切ですが、また距離を保つことも必要です。それは、ダンスと似ています。時には互いに近づき、互いに触れ、抱き合いますが、時には離れて双方が自由に動ける間をとれるようにします。 すぐそばにいることと、距離を保つこと…

「お家にいましょう・stay home」④ 「忍耐」  

コロサイ1・11に「あらゆる力によって強められ、どんなことも根気強く耐え忍ぶように」とあります。この表現は「毅然として持ちこたえる。敵の攻撃から自らの陣営を守り抜かなければならない戦いにおいて、いかに持ちこたえるか」ということを表しています。…