2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

㊾  今週もみことばとともに(諸聖人)

「幸いである」(マタイ5・3) 「このように極端な宣言は、本当に実現できるのでしょうか」という否定的な考えかたをしている信者は少なくないと思います。しかし、忘れてならないことは、イエスが自分自身を通してすでにこの「幸い」の宣言を実現したことで…

「コロナ禍の中にこそ、すべてのいのちを守る」⑨ 2020年10月27日

~教皇フランシスコと共に考え、実践するために~ 「一つの人類の家族として、同じ人間のからだを持ったともに旅する者として、また共通の家である地球に住む子どもとして、わたしたち一人ひとりがそれぞれの信仰や信条という豊かさとそれぞれの意見を持ち、…

(新刊案内) 主日の福音を生きる (B年)  日々のみことばとともに

既刊本『主日の福音を生きる(C年)』に続く本書は、3年周期で読まれる主日の福音朗読に合わせて、今年の待降節第1主日から始まるB年に中心的に読まれるマルコ福音書に光をあてる。日曜日にミサの中で朗読される主のみことばを、その場で聞いて終わらせるの…

㊽ 今週もみことばとともに(年間第30主日)

「心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くして」(マタイ22・37) 愛の掟を口先ではなく実践しようとすると、心も精神も思いも関わることになります。日常生活おいて、「愛する」掟は挨拶や笑顔、心配りや相手を大切にすることを通して実現されます。形あるも…

「コロナ禍の中にこそ、すべてのいのちを守る」⑧ 2020年10月20日

~教皇フランシスコと共に考え、実践するために~ 「それぞれの民族は自分の文化に応じて神の恵みを経験し、教会はその真の普遍性を 表して、『この多様な顔のすばらしさ』を示します。」 (使徒的勧告『福音の喜び』116) 特集のサイト http://fukuoka.cat…

㊼ 今週もみことばとともに(年間第29主日)

「では、皇帝のものは皇帝に、神のものは神に返しなさい。」(マタイ22・21) 銀貨には皇帝の像が刻まれていたので、皇帝のものと考えられていました。しかしイエスが「皇帝のものは皇帝に、神のものは神に」と付け加えることによって、もっと根本的な問いに…

コロナ禍の中にこそ、すべてのいのちを守る」⑦ 2020年10月13日

~教皇フランシスコと共に考え、実践するために~ 「一つの人類の家族として、同じ人間のからだを持ったともに旅する者として、また共通の家である地球に住む子どもとして、わたしたち一人ひとりがそれぞれの信仰や信条という豊かさとそれぞれの意見を持ち、…

㊻ 今週もみことばとともに(年間第28主日)

「婚礼の礼服を着ていない者が一人いた。」(マタイ22・11) 制服が会社や学校によって違うのは、それぞれの会社あるいは学校に属するということを意味します。つまり、所属している場所での役割を果たすことを期待されているということです。洗礼によってキ…

「コロナ禍の中にこそ、すべてのいのちを守る」⑥ 

コロナ禍でも福音宣教の使命 10月「福音宣教の月間」① メッセージ:ヨゼフ・アベイヤ司教 新型コロナウイルスの拡大は私たちだけではなく、日本全国、全世界、地球規模で起こっています。目に見えない、小さなウイルスが人間の健康を脅かし、多くの命を奪っ…

㊺ 今週もみことばとともに(年間第27主日)A

「祭司長たちやファリサイ派の人々はこのたとえを聞いて、イエスが自分たちのことを言っておられると気づき」(マタイ21・45) たとえ話は、聞き手を話に引き込み参加させるものです。点火すると、ゆっくりと燃えながら煙を出す導火線のようなものです。これ…