2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

聖書に登場するシンボル 「水」

天から落ちてきて、泉や小川において地表に現れる水は、乾いているものを元気づけ、汚れを浄め、火と闘うための、最も手近な手段です。 「天から下の水が一つ所に集められた」ので要約、乾いた陸が現われた(創世記1・9‐10)。原初の水は生命の水に変わりまし…

聖書に登場するシンボル 「園」

聖書の中では、エデンの園がよく知られていています。創世記2・8‐9の「エデンに園を設けられた神が、園の中央に、命の木と善悪の木を生えいでさせ」とあるその園は実在のものではなく、「神が人類に約束された幸せのシンボル」です。エデンの園は、人間が耕…

聖書に登場するシンボル 「油」

地中海を囲む国々はオリーブの木が多いところです。オリーブの木の実からはオリーブ油が採れ、いろいろと利用しています。あの国々の人たちにとって、オリーブ油は神の大きな恵みに思えたでしょう。「ぶどう酒は人の心を喜ばせ、油は顔を輝かせ/パンは人の…

聖書に登場するシンボル 「聖霊」

ヘブライ語では「聖霊」は動く空気、すなわち風を意味すします。大昔の人は、風を神の息と考えていました。この風は、時によって暴風として何もかもなぎ倒していくかと思えば、猛暑にあえいでいる時に涼風を送って、人を癒してくれます。ですから、風は、神…