2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「コロナ禍の中にこそ、すべてのいのちを守る ~教皇フランシスコと共に考え、実践するために~」 ⑤

第5回目 「社会問題と向き合うときのキリスト教的基準とは?」 「現代の人々の喜びと希望、苦悩と不安、とくに貧しい人々とすべての苦しんでいる人々のものは、キリストの弟子たちの喜びと希望、苦悩と不安でもある。真に人間的なことがらで、キリストの弟子…

㊹ 今週もみことばとともに(年間第26主日)

「兄は『いやです』と答えたが、後で考え直して出かけた。」(マタイ21・29) 私たちは、お互いが発信する言葉と態度によって、どのように行動するのかを判断しています。口頭では「はい」と答えても、心が伴っていない場合があります。また、周りからのプレ…

「コロナ禍の中にこそ、すべてのいのちを守る」④

~教皇フランシスコと共に考え、実践するために~ 「この世界が目まぐるしく変化し、ますますグローバライズしているために、物質的、霊的な貧困が増え続けています。したがって、わたしたちは新しい行動様式を見いだすために愛の創造性を備える必要がありま…

㊸ 今週もみことばとともに(年間第25主日)

「主人は、一日につき一デナリオンの約束で、労働者をぶどう園に送った。」(マタイ20・2) たとえ話は、当時の日常生活の場面を例に挙げ、天の国のまなざしについて紹介しています。現在と違い、当時は日雇い制度が当たり前だったので、「一日につき一デナ…

「コロナ禍の中にこそ、すべてのいのちを守る」③ 

ゴミ問題に対する観点 「わたしたちは、責任をもって地上の財を使用する義務とともに、他の生き物たちが神の目から見ればそれ自体で価値があるということを認めるように促されています。生き物たちは『ただ存在するだけで神をたたえ、神に誉れを帰して』おり…

㊷ 今週もみことばとともに 年間第24主日

ある王が、家来たちに貸した金の決済をしようとした。(マタイ18・23) 私たちは様々な人に、「借金」を重ねて生きていると言っても過言ではあるません。この世に生まれて今で、両親をはじめ、家族、友人など、多くの方々と関わり、大変お世話になって生きて…

「コロナ禍の中にこそ、すべてのいのちを守る」②

教皇フランシスコと共に考え、実践するために 自然と人間に対する気遣い 「わたしたちが、自分たち自身のいのちを真に気遣い、自然とのかかわりをも真に気遣うことは、友愛、正義、他者への誠実と不可分の関係にある」(『ラウダート・シ』ともに暮らす家を…

㊶ 今週もみことばとともに 年間第23主日

「二人または三人がわたしの名によって集まるところには、わたしもその中にいるのである。」 マタイ18・20 通常、皆さんは「教会」と聞けば、「〇〇(地名)教会」と書かれた建物を思い浮かべるのではないでしょうか。しかも、漢字を見ると「教えの会」のよ…

「コロナ禍の中にこそ、すべてのいのちを守る」

教皇フランシスコとともに、考え、実践するために (毎水曜日更新) 「皆がともに暮らす家(地球)を保護するという切迫した課題は、人類家族全体を一つにし、持続可能で全人的な発展を追求するという関心を含意しています。というのは、物事は変わりうると、…