2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

希望を持って生きる

『楽天主義と希望は、根本的に異なった姿勢です。楽天主義は、天気や人間関係、政治経済などの物事がよくなることを期待しています。希望とは、わたしたちに約束されたことを神が必ず成就してくださるということです。楽天主義者は、将来の具体的な変化につ…

⑲ 今週もみことばと共に(四旬節第5主日A)

「出て来なさい」(ヨハネ11・43) 私たちにも他者との交わりを邪魔している石があるのではないでしょうか。墓の入り口の石とは、私たちを縛る嫉妬かもしれません。四旬節の精神は回心です。それは、自己中心や古いねたみ、嫉妬や怒り、そして憎しみに縛ら…

自粛要請に呼びかけられているときに

たった一人の園の声 「たった一人であるということは、わたしたちの心にとって庭のようなものです。わたしたちの心は愛を切望しています。その庭、たった一人であることが実を結ぶことの出来る場です。たった一人であることということこそ、わたしたちの休め…

⑱ 今週もみことばと共に(四旬節第4主日A)

「この人が生まれつき目が見えないのは、だれが罪を犯したからですか。本人が罪を犯したからでも、両親が罪を犯したからでもない。神の業がこの人に現れるためである。」(ヨハネ9・2-3) 人生の途上にいる私たちは、「過去のせいで今の自分になっている…

「コロナウイルス感染拡大時の意識の究明」

イエズス会の酒井陽介神父さまのFBより 今、この時、どんな気持ちかを素直に認めましょう。気持ちを静めることが難しいなら、それも認めます。欲求不満やストレスを感じているのであれば、それも認めます。神は、祈るのがたやすく、落ち着いた時だけでなく、…

⑰ 今週もみことばと共に(四旬節第3A主日)

「イエスは旅に疲れて、そのまま井戸のそばに座っておられた。」(ヨハネ4・6) 私たちは人生の旅において、福音の価値観に忠実に生きる難しさと複雑な人間関係に悩まされています。理解してもらえることが少なく、反対に誤解されることが多いため、傷つき…

ウィルスの影響により、不安と混乱を抱きながら暮らしているわたしたちへ

マリアよ、あなたを包む沈黙から、私たちにさらに何を語りかけられるのですか。あなたがささやくかのように、おん子の言葉を繰り返しておられるのを感じます。「忍耐によって、あなたがたは命をかち取りなさい」(ルカ19・21)。「忍耐」という表現は、「堅…

⑯ 今週もみことばと共に(四旬節第2主日)

「これはわたしの愛する子、わたしの心に適う者。これに聞け」(マタイ17・5) 「聞く」ことは、単に耳で相手の声を聞くという意味だけではなく、聖書でよく用いられる表現である「聞き従うこと」や「聞いて実行すること」という行動を伴う姿勢でもあります…