2014-01-01から1年間の記事一覧

聖霊のワン・タッチ  (ヨハネ14章15~21節)

「わたしは父にお願いしよう。父は別の弁護者を遣わして、永遠にあなたがたと一緒にいるようにしてくださる。」(16節) コミュニケーションの本来の目的は情報を伝達することよりも、相手とのつながり、関係を作り、それを保ち深めていくことです。コミュニ…

「わたしを見た者は、父を見たのだ」(ヨハネ14章9節b)

目で見えない神が、キリストによって目で見えるようになりました。これは受肉の神秘であって、イエス・キリストが神の啓示なのです。福音書での「イエスを見る」とは単なる視覚経験ではなく、限定された条件、場所、時間を超えた、人生において何回も行われ…

救いの体験(ヨハネ10章1~10節)

救いは狭義で死にそうな状態から救助されるという意味ですが、広義で命が開花する、しかも豊かになるというより肯定的な見方があります。この見方では救いは豊かな命を意味し、それはこの地上にいる間の贈り物であり、信仰生活のための支えなのです。「私が…

シルバー大陸にも配慮しましょう

日本を離れて北イタリアの実家に着いてから、一週間は経っています。毎日、母と一緒に、在宅のお年寄りの方を訪問しています。大半は80代、90代の方々です。日本もイタリアも高齢化社会であることが日々の実感です。 わたしたちはメール、facebook, blog…

復活の曙光 (ヨハネ20章1~10節) 

マグダラのマリアは墓に行ったが、石が取りのけてあるのを見た。何を見たのでしょうか。ほのかな希望すら与えなかった重い石が取りのけてあるのを見た。そして、イエスの遺体が見当たらないことによって、彼女の心の中に何かが起こっている。かすかな光、曙…