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「父よ」と「わが子」                      あなたにイエス様の紹介をします ③

  イエス様の祈りを伝える福音書では、神に「父よ」と呼びかけて祈るイエス様の姿が描かれています(マタイ6章9節、ルカ10章21節参照)。しかし、聖書に書かれた祈りにおいて、「父よ」の呼びかけで始まるものはありません。この表現は、イエス様が用いる祈りの一つの大きな特徴です。

  「父」という言葉は、わたしたちにあらゆることを思い起こさせます。おそらく、一人一人が自分と生物学上の父親との関係を振りかえるでしょう。その関係は、「素晴らしい」、「そこそこ」、「複雑」などのはずです。

一般的に、父は子どもを守り、養う存在です。普段はどんなに怖くても父に抱きかかえてもらうと、子どもは安心感を感じます。なぜなら、父の存在は、子どもにとって頼ることの出来る拠り所だからです。

  さらに、あまり考えていないことですが、わたしたちが「父」と呼ぶように、わたしたちを「子」と呼んでくれる人が必要です。わたしたちが「子」と呼ばれる理由は、先に父が「愛する子よ」と呼びかけたからです。従って「父」は第一の言葉ではなく、第二の言葉です。これがイエス様のもたらしてくださった新さです。それは神が一人一人を『わが子』と呼ぶことなのです。

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