⑳ 今週もみことばと共に(受難の主日A)

「主がお入り用なのです」(マタイ21.3)

 イエスは神殿に入る前に、子ロバの鼻と口を手でやさしくなでました。わずかな時間を惜しむように、イエスと子ロバは目と目を合わせました。イエスには、子ロバが言いたいことがわかっていました。それは「主よ、このわたしを捜し求めてくださってありがとうございました。わたしはあなたにとって必要でしたし、そして何よりもこのわたしを信頼してくださいました。これから先、いつもよい子であるように決心しても、成功しないかもしれません。でも、あなたが今見ていらっしゃるこのわたしであり続けたいのです。蹴ったり大きな鳴き声を出したりするかもしれません。でも、あなたがこのわたしにかけてくださったその信頼を決して忘れません。イエスよ、ありがとうございます。わたしもあなたを愛しています。」

拙著『聖週間を生きる 毎日の黙想:受難と復活節の人物とともに』(2016年 女子パウロ会)p. 13

さまざまな状況の中で、聖週間の典礼にあずかれない人のために考えられた、受難の主日から復活節までの福音の朗読箇所と黙想の導きを一つにした祈りの手引書。まさにこの時こそ。

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