道であるキリスト

福音朗読は Laudate | 教会カレンダー  (ヨハネ 14章1-12節)

   イエス様は「私は道である」と宣言されました。そして、使徒言行録によると、初代教会の人たちは「道に従う者」という名称を与えられ、「弟子たちが初めてキリスト者と呼ばれるようになったのである」と書かれています(使11章26節)。キリスト者は、キリストに従う者であり、キリストの道を歩んでいくという意味です。    

  「道」というイメージから、動きと過程の進行を思い浮かべることができます。歩みを進める上で、山もあり谷もあり、波風も立ち、また出発点と目的地の間にある空間と距離などもあるでしょう。キリスト教を信仰することは、理性をもってその教義に同意するより、まずその精神に心を打たれて、実践するように促されて、体を動かすことが大切です。つまり、信仰するにあたり、心も体も積極的に関わるようにすることなのです。 

  イエス様が「心を尽くし、精神をつくし、力を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛しなさい、また隣人を自分のように愛しなさい」と、この宣言を通して聖書の教えと精神をまとまめられたのです。

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