「今日」というチャンス 35 イエスの福音をあなたにおとどけします

「皇帝のものは皇帝に、神のものは神に返しなさい。」(マタイ22・21)

 

 銀貨には皇帝の像が刻まれていたので、皇帝のものと考えられていました。しかしイエスが「皇帝のものは皇帝に、神のものは神に」と付け加えることによって、もっと根本的な問いに注目させます。神の像はどこに刻まれているのでしょうか。それは「人間の姿」にあるのです。創世記1・27に「神は御自分にかたどって人を創造された」とあるからです。つまり、神の像が刻まれた人間は神に帰属するものなのです。わたしたち一人ひとりに向けられた問いだとも言えるでしょう。

写真は高木淳司さんの提供で「御池(宮崎県都城市)」アルバム

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