「福音書を読み、イエスに親しむ」⑥ 山上の説教はイエスについて語っている。

   心の貧しい人々は、幸いである、天の国はその人たちのものである。悲しむ人々は、幸いである、その人たちは慰められる。柔和な人々は、幸いである、その人たちは地を受け継ぐ。義に飢え渇く人々は、幸いである、その人たちは満たされる。憐れみ深い人々は、幸いである、その人たちは憐れみを受ける。心の清い人々は、幸いである、その人たちは神を見る。平和を実現する人々は、幸いである、その人たちは神の子と呼ばれる。義のために迫害される人々は、幸いである、天の国はその人たちのものである。(マタイ5・3-10)

 自分の心に語りかける神の言葉を聞けば聞くほど、イエスに倣うようにと招く声が聞こえてきます。なぜなら、イエスのたどられた道は神の道であり、その道はイエスだけではなく、神を真剣に求めるすべての人のものだからです。イエスは山上の説教で、自画像を描いています。そして、弟子たちに、彼のようになるようにと招きます。そして、最後の日までそれを語り続けます。イエスは、ご自分とご自分に従う者とを区別しません。イエスが語ったように、弟子たちも語らねばなりません。イエスがふるまったように、彼らもふるまわねばなりません。イエスが苦しんだように、彼らも苦しむのです。すべてにおいてイエスは弟子たちの模範、実例です。    

「霊的な生活についてある青年への手紙」H. ナウエン。

写真は高木淳司さんの提供で、「梅の花」アルバム­リンク->

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