「福音書を読み、イエスに親しむ」⑰  イエスの道に踏み出す

   狭い門から入りなさい。滅びに通じる門は広く、その道も広々として、そこから入る者が多い。しかし、命に通じる門はなんと狭く、その道も細いことか。それを見いだす者は少ない。(マタイ7・13-14)

 どうしたらイエスの示される道と生き方ができるでしょうか。それは非常に個人的で、最終的にはあなた自身しかその答えを出せないと、わたしは思います。イエスの道は人それぞれの心の中に隠されています。しかし、めったに通らないために、その道は雑草に覆われていることが多いのです。ゆっくりと、だがしっかりと、わたしたちはその雑草を取り除き、道を開いて、怖がらずにその道に踏み出さなければなりません。わたしにとって、この草取りの過程はいつも祈りと結びついています。なぜなら、たとえ何か大事なことで非常に忙しい時でも、祈ることは神のために時間をさくことだからです。あなたが神のために時間をさく時はいつでも自分を低くする小道を少しずつ切り開くのです。そうすれば、その愛の道のどこに足を踏み出せばいいのかわかるでしょう。「イエスの示す道」H. ナウエン

写真は高木淳司さんの提供で、「乙女峠」アルバム

https://www.facebook.com/100003853247773/posts/1979784862159936/?d=n

f:id:nipponblog:20210427093806j:plain