天におられるわたしたちの父よ、み名が聖とされますように。み国が来ますように。みこころが天に行われるとおり地にも行われますように。わたしたちの日ごとの糧を今日もお与えください。わたしたちの罪をおゆるしください。わたしたちも人をゆるしま。わたしたちを誘惑におちいらせず、悪からお救いください。アーメン。
「こころ」は感情、意志、知性などの精神的働きを包含する広い意味を持っています。一方、「心」は、二心、心細い、下心、心配りなど。心の中から出ていくもの、生まれるものなどがあります。共通点は「こころ」がその源です。聖書の人間観におけるこころは意識、知性と自由を備えた人格の源であると同時に人間が決断を下す源にもなります。こころは、良心の律法、神が神秘的に働く場でもあり、人間と神との出会いの場です。
神のみこころ、神による愛とゆるしの国、その支配が一日も早く実現がされますように。しかし「地にも行われますように」という祈願は「任せる、頼む」という意味だけではありません。この祈願はわたしたちからの約束、コミットでもあります。それは、わたしたちを通して地にもみこころが行わるようにどうかわたしたちを使ってください、という協力する宣言なのです。
拙著「日々の暮らしの中で」
写真は高木淳司さんの提供で「土盛海岸 奄美大島」 アルバム
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