「イエスの心に触れる」⑰ 迫害される人々

    義のために迫害される人々は、幸いである、/天の国はその人たちのものである。(マタイ5.10)

エスに従うことは迫害も伴います。そもそも、イエス自身が迫害を受けたからです。また、聖書の預言者たちの召命からくる運命に伴うものです。なぜなら、預言者は神のことばの声で、それに基づいて民に背教したことを注意したり、よくない生き方を指摘したりしているので、受け入れられるどころか、反発に遭い、迫害をされるからです。最初に初代教会はユダヤ教に迫害されました。そしてそれから歴史上で、社会・文化という「外から」の迫害もうけました。信仰だけではなく、価値観、思想、生き方は違いますから。同様に、「中から」という迫害もあります。それは一人ひとりの経験ではないでしょうか。「古い人」は「新しい人」を迫害します。私たちの中には、この二つの傾向があり、葛藤しています。イエスに従う決意を忠実に生きるのに妨げとなるものとの戦いです。

拙著「日々の暮らしの中で」。

写真は高木淳司さんの提供で「阿蘇 杵島岳」 アルバム

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