イエスの心構え ① ヨハネ13・1-15

  イエスの模範に従い、相手を思いやり、時間を割いて他者のために奉仕するということは、聖体を割って与える行為と同じです。イエスの記念として、忠実に続けていきましょう。わたしたちも高慢の上着を脱ぎ、愛と謙遜の手ぬぐいをとって腰にまとうように、日常生活の状況を思い起こしましょう。

  ミサの中で、聖体拝領は典礼の終盤ですが、それでおわるわけではありません。聖体をいただくのは自己満足のためではなく、この上ない神の愛に養われたわたしたちが、愛に飢えている人々に分かち合うように促されているのです。聖体のかけらのように、それぞれの日常へ拡散されていくのです。

 拙著『聖週間を生きる 毎日の黙想:受難と復活節の人物とともに』(2016年 女子パウロ会)p.69

写真は高木淳司さんの提供で、「キリシタン洞窟上五島)」アルバムリンク

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