「お家にいましょう・stay home」 ⑦ 二つの孤独感      

  霊的な生活においては二種類の孤独を区別する必要があります。最初の孤独感では、神に触れることがなく、帰属意識や親しみ、家族の味を与えてくれる人やものを不安げに探しまわっている自分を体験します。第二孤独感は、わたしたちの感情や思いの及ばない、深く偉大な神との親しい交わりから生まれてきます。

  この二種類の孤独感は、目の見えない二つの状態とみなすことが出来まるでしょう。第一の目の見えない状態は光がないため、第二の目の見えない状態はまぶしい過ぎる光のために起こります。第一の孤独感からは、信仰と希望とをもって抜け出すように努め、第二の孤独感は、愛の内に抱きしめることが大切です。

 H・ナウエン、「今日のパン、明日の糧」2003年 聖公会出版
写真は高木淳司さんの提供で、「雨蛙」アルバムリンク

https://www.facebook.com/100003853247773/posts/1665710680234024/?d=n

f:id:nipponblog:20200511143332j:plain