「福音書を読み、イエスに親しむ」⑬ 聖体を通して、イエスはすべてを与える

エスはパンを取り、感謝の祈りを唱えて、それを裂き、使徒たちに与えて言われた。「これは、あなたがたのために与えられるわたしの体である。わたしの記念としてこのように行いなさい。ルカ22・19

 イエスは、「わたしたちのための神、わたしたちと共におられる神、わたしたちの内におられる神」です。イエスは、ご自分を完全に与える神、わたしたちのためならためらうことなく、ご自身を注ぎ尽くされる神です。最後の晩餐の時、イエスはすべてを与えます。パンは、単にわたしたちに食べ物でありたい覚悟をしるすものではありません。パンは与えるときにイエスの体となります。イエスご自身を完全に与えたこの愛の神秘を、最もよく言い表したことばは、コミュニオンで(交わり)です。この言葉には、ある真理が込められています。それは、イエスの内に、イエスを通して教え、指導し、霊的息吹を与えるばかりか、わたしたちと一つになりたいという神の願いです。それは、神のすべてとわたしたちの誰もが永遠の愛によって結びつけられるためです。「エマオの途上」H. ナウエン 

写真は高木淳司さんの提供で、「ヤマガラ(山雀)」アルバムリンクは

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