復活の朝に起こった出来事は、例えるなら駅伝のようなものです。人から人へ伝播し、広がっていくからです。マグダラのマリアの場合、混乱しながら空の墓を発見したことを告げるために、ペトロともう一人の愛弟子のところへ走っていきます。その知らせを受けた二人から、数え切れないほどたくさんの人たちへたすきがつながれていったのです。そのうちの一人であるフランシスコ・ザビエルも、イエスの福音を伝えるために、ヨーロッパからはるか海を越えて日本へやって来たのです。
現在、世界中のキリスト者たちが、「主は真に復活された、アレルヤ、アレルヤ」とイエスの復活を告げ続けています。わたしたちもイエスの弟子として、たすきを引き継いて走り続けたいものです。
拙著『聖週間を生きる 毎日の黙想:受難と復活節の人物とともに』(2016年 女子パウロ会)p.96-97
写真は高木淳司さんの提供で、「復活の主日」アルバムリンク
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